「シネ・ヌーヴォFROM NOW ONプロジェクト2023」
最終のご報告

 

7月15日にスタートしました「シネ・ヌーヴォFROM NOW ONプロジェクト2023」は
多くの方のご支援、ご協力をいただき、8月31日に終了いたしました。

おかげさまで目標金額の800万円を大幅に上回る15,223,000円(1161人)のご支援をいただきました。

皆さまから身に余るたくさんのご支援をいただき、今回の危機を乗り越え、
存続に向けて大きな勇気をいただけましたことに、心から御礼申し上げます。

これからも多彩で多様な映画の数々を上映していくことと、映画とお客様をつなぐ場として活動していくことをお誓い申し上げます。
皆さまの映画館として、今後もスタッフ一同頑張ってまいりますので、どうぞ末長く見守っていただけますようお願い申し上げます。

支援グッズをご購入いただいた方への商品のお届けは9月下旬以降に順次行ってまいります。
ご寄付いただいた方へのお礼状は9月中旬にお送りいたします。いましばらくお待ちください。

シネ・ヌーヴォ

1997年にオープンした大阪・西区にあるミニシアターです。市民の皆さまの出資で出来た市民映画館であり、館内は文化の薫りに満ちたアート映画館で、内装・外観の施工にあたったのは、故・松本雄吉さんを棟梁とする劇団・維新派の皆さん。“水中映画館”がコンセプトの非日常空間としての劇場は、時間を忘れ映画を楽しんでいただきたいとの思いから生まれました。特集上映とロードショーを2本柱に、関西屈指の上映本数で多様な映画を映し続け、1997年のオープン以来、26周年を迎えました。ミニシアターへの逆風が吹く中、これからに向けて、当館を存続し、新たな作品を上映し続けていきたいと思っております。

ヌーヴォのこれからに向けて、存続のために、皆さまからご支援を募ります。

1997年1月18日に開館した大阪のミニシアター「シネ・ヌーヴォ」。その後、館内2階部分に「シネ・ヌーヴォX」もオープンし、2スクリーンで上映してまいりました。山あり谷ありの日々でしたが、関西の映画館の中でも屈指の上映本数という、まさに多彩で多様な日本映画・外国映画の数々をこれまで上映してまいりました。

2020年、コロナ禍

2020年のコロナ禍にあって2カ月もの休館を余儀なくされた際は、それでなくても赤字基調の当館においては存続すら危ぶまれる事態となりました。しかし、それは何も当館だけの問題にとどまらず、全国のミニシアターも同じ危機にあると切実に感じ、関西、そして全国のミニシアターが共に生き残れるよう「Save our local cinemasプロジェクト」「ミニシアター・エイド」の呼びかけに積極的に賛同し行動を共にしたところ、皆さまからたくさんのご支援・ご支持、そして勇気をいただきました。各地のミニシアターとともに、大きな励ましをいただき、無事に存続することができました。あらためて御礼を申し上げます。

 

そのご支援や行政などからの支援をもとに、休館の際の各種支払い(経費・人件費など)に充当することが出来ました。おかげさまで、この休館時でも社員・アルバイトスタッフの全員に全額の給料の支払いを行うことができました。また、館内の感染対策費用に充てるほか、多額の費用がかかった館内リニューアル作業、チケット発券機を指定席制に変更及びインターネットからも発券できるよう改良工事を行った代金など諸費用をまかなうことができました。

続く苦しさ

その後も、昨年、一昨年と2年続けて「ARTS for the future!」(コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業)があり、その支援金などをもとに毎年の数百万円もの赤字の支払いに充当でき、コロナ禍にあっても、どうにか存続することができました。しかし、今年度からそれら補助金が一切なくなってしまいました。

 

一方、2020年度以降も観客減が続いており、いまだコロナ前の水準には戻っていません。そんな中、2020年の緊急事態宣言の際に「支払い猶予」された税金(消費税他)や年金など公的資金の取り立てが今年3月の確定申告を機に非常に厳しくなってきました。毎年、これら税金などの公的支払額は500万円以上にのぼり、厳しい経営の中、なんとかやりくりしてきましたが、2020年の「支払い猶予」の結果、その翌年の2021年には通常の倍額、一気に1000万円以上の納付を通告されました。分割納付でこれまで少しずつ支払ってきましたが、収入は減っている中での支払いは厳しく、督促される日々が続いています。

 

さらに、昨年、耐用年数が切れるデジタル映写機を買い替えることが急務となりました。補助金が入ること、さらに公的融資を活用するなどして自力で行おうと計画しましたが、工事直前になって経理状態が良くないとの理由で、その半額しか融資が下りませんでした。当館存続のためにはデジタル映写機の買い替えと工事は必須だったため、工事は強行したものの資金繰りが悪化、さらに負債が増えている状況です。

これまで、これから

当館は2016年暮れ、当館の20周年を前に改修工事をクラウドファンディングでお願いしたところ、たくさんのご支援をいただき、老朽化した施設の改修工事を行いました。その際は、皆さまのご支援で、無事工事を終えることができました。

その4年後のコロナ禍の際は、単独での支援は受けず、ミニシアター全体としての支援を受けるべく活動し、また政府融資機関から緊急支援としての緊急借り入れを受けしのいでまいりました。しかし、ここにきて、今回は借り入れもできず、負債額などを支払わないと当館の存続が危ぶまれる事態となっています。これらを打開するために、再び皆さまにご支援をお願いし、この危機を乗り越えることができればと思っております。今回、支援グッズとして、支援Tシャツ、支援トートバッグなどをご用意し、これらグッズのご購入とご寄付を皆さまに呼びかけさせていただく所存です。当館は赤字基調とはいえ、採算は回復してきています。これら公的支払い、工事関係負債の支払いさえ完了すれば、映画館を維持することはできると確信しております。ぜひ、今回のファンディングに、皆さまのご支援・ご協力を切にお願いいたします。

「シネ・ヌーヴォ FROM NOW ON プロジェクト 2023」

シネ・ヌーヴォの存続のために、皆さまのご支援をお願いします。支援Tシャツ、支援トートバッグ、その他、また各種ご寄付も承っております。Tシャツ、トートバッグなどは受注生産となります。

 

◎募集金額目標:800万円

 

◎募集期間:2023年7月15日(土)〜8月31日(木)日程変更の可能性あり

 募集締め切りをもって発注となりますので、発送は9月下旬以降を予定しています。

 

◎支援グッズ:下記よりご確認ください。

 <支援グッズ>・・・制作費・送料を差し引いた金額がシネ・ヌーヴォへのご支援となります。

¥3,000(税・送料込み)コース

①オリジナルボールペン+シネ・ヌーヴォオリジナル缶バッジ+お礼状(1,000円でご鑑賞いただけるクーポン付き)

②シネ・ヌーヴォ20th記念デザイン復刻版トートバッグ+お礼状(1,000円でご鑑賞いただけるクーポン付き)

¥6,000(税・送料込み)コース

③東學さんデザイントートバッグ+お礼状(1,000円でご鑑賞いただけるクーポン付き)

④吉田由利香さんデザインTシャツ+お礼状(1,000円でご鑑賞いただけるクーポン付き)
⑤オリジナルおちょこセット+お礼状(1,000円でご鑑賞いただけるクーポン付き)

 

<ご寄付>・・・ほぼ全額がシネ・ヌーヴォへのご支援となります。

1,000円
5,000円
1万円

3万円

5万円

10万円

50万円

ご寄付いただいた方にお礼状をお送りします。(1,000円でご鑑賞いただけるクーポン付き)

シネ・ヌーヴォの26年の歴史をnoteにて全7回(の予定)に分けて毎週日曜日に公開していきます。ぜひご一読ください。
また、目標の達成率、応援コメントなどもnoteで順次更新していきます。